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1902年6月8日、「成層圏発見」記念日
投稿日 2019年6月8日 00:00:48 (今日は何の日ですか)
・1902年6月8日、「成層圏発見」記念日。
・フランスのテスラン・ド・ボール気象学者によって、1902(明治35)年のこの日に、世界で初めて成層圏が発見され、この快挙を記念して、記念日が制定された。
・成層圏は、一万メートル以上の上空で、気温が一定していて、気象の変化がなく、約50キロメートルの厚さで、地球を取り巻いている安定した大気の層のことをいう。
・彼は、フランスの気象庁の長官を務めていたが、退職後、フランスのベルサイユ近くに自分の研究所を設立し、そこで、風船に温度計を取り付けて飛ばし、上空の気象状態を観測した。
・ここで、彼は、上空約11キロメートル付近に不連続面があることに気づいた。雲や雨などの気象現象は、この不連続面より下で発生している為に、この不連続面より上を成層圏、下を対流圏と名づけた。
・これにより、気象の立体構造が、次第に明らかになってきた、成層圏の高さ30キロメートル当たりまでを「オゾン層」という。このオゾン層は、地球を太陽の紫外線等から守っている。
・このオゾン層を守るために、日本では、1988年「オゾン層保護法」が定められ、オゾン層を壊す物質の生産や使用が、規制されている。
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