-
1955年6月29日は、「日本初の2段式ロケット発射成功」
投稿日 2019年6月29日 00:00:48 (今日は何の日ですか)
・1955年6月29日は、「日本初の2段式ロケット発射成功」
・1955(昭和30)年6月29日に、東大生産技術研究所の糸川英夫教授らが、日本で初めて2段式ロケットの発射に成功し、日本の本格的なロケット開発の扉を開くこととなった。
・糸川英夫教授は、後に「日本の宇宙開発の父」と呼ばれる。「逆境の時こそ人は成長する」と言い続け、敗戦から未来に向かう日本の人々に計り知れない希望を与えた。
・糸川英夫教授は、1954年、東京大学生産技術研究所内に航空工学、電子工学、空気力学、飛行力学などの分野の研究者を集め、本格的に日本のロケット研究をスタートさせました。
・1955年のペンシルロケットの水平試射に始まった日本の宇宙開発は、1963年には人工衛星の打上げを目指し、M(ミュー)ロケットの開発に着手した。その前段としてのL-4Sロケットによる日本初の人工衛星打上げが苦戦を強いられる中、糸川英夫教授は東大を退官、その夢を後進に託した。
・日本の宇宙開発をリードした糸川英夫教授の思いは、現在のJAXA宇宙科学研究所へと受け継がれている。
・2003年、日本の小惑星探査機「はやぶさ」打上げから3ヶ月後、探査機の目的地である小惑星が糸川英夫教授にちなんでイトカワと命名された。
・「はやぶさ」はイトカワ到着後、表面の観測とサンプルリターンを行ない、2010年イトカワのサンプルを地球に持ち帰えった。このサンプルにより、太陽系が形成された時期の状態の解析が現在進められている。
最新情報