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1923年9月1日、「防災の日」
投稿日 2019年9月1日 00:00:16 (今日は何の日ですか)
・1923年9月1日、「防災の日」
・1923(大正12)年9月1日の午前11時58分に、相模湾を震源とするマグニチュード7.9の大地震が関東地方を襲い、死者・行方不明者14万7千人以上という大災害が東京を中心に発生。
・この大災害で、特に被害を大きくしたのは、お昼時であったために、火災であり、東京では、全戸数の70%以上、横浜では、60%以上が焼失した。
・この日を忘れることなく災害に備えようと、内閣の閣議了解により防災意識を高めるために、1960(昭和35)年9月1日から「防災の日」を、制定している。
・防災の日は、「政府、地方公共団体等関係諸機関をはじめ、広く国民が台風、高潮、津波、地震等の災害についての認識を深め、これに対処する心構えを準備する」こととし制定された啓発日で、日付は9月1日。毎年、この「防災の日」である9月1日を中心として「防災思想の普及、功労者の表彰、防災訓練等これにふさわしい行事」が実施されている。
・政府が、9月1日を防災の日とした経緯は、9月1日は、関東大震災が発生した日であるとともに、暦の上では二百十日に当たり、台風シーズンを迎える時期でもあり、また、1959(昭和34)年9月26日の「伊勢湾台風」によって、戦後最大の被害を被ったことが契機となって、地震や風水害等に対する心構え等を育成するため、防災の日が創設された。
・昭和35年9月1日発行の官報資料に登載された「防災の日」の創設に関する記述は、次の通り。
・「政府、地方公共団体など関係諸機関はもとより、広く国民の一人一人が台風、高潮、津波、地震などの災害について、認識を深め、これに対処する心がまえを準備しようというのが、『防災の日』創設のねらいである。もちろん、災害に対しては、常日ごろから注意を怠らず、万全の準備を整えていなければならないのであるが、災害の発生を未然に防止し、あるいは被害を最小限に止めるには、どうすればよいかということを、みんなが各人の持場で、家庭で、職場で考え、そのための活動をする日を作ろうということで、毎年9月1日を『防災の日』とすることになったのである」と、制定の主旨が記されている。
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