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1892年11月30日、「日本初の伝染病研究所が設立された日」
投稿日 2019年11月30日 00:00:59 (今日は何の日ですか)
・1892年11月30日、「日本初の伝染病研究所が設立された日」
・1892(明治25)年11月30日は、北里柴三郎博士は、日本初の伝染病研究所である「大日本私立衛生会附属伝染病研究所」を設立し、初代所長となった。
・北里柴三郎博士は、破傷風菌を研究し、破傷風の予防法と治療法を開発して、人類に貢献した。
・1916年に、当時の東京帝国大学付置伝染病研究所となり、現在は、東京大学医科学研究所として、発展を続けている。
・北里柴三郎博士は、後進の指導にも熱心に取り組んだ北里博士は、伝染病研究所から北里研究所時代で過ごした40年あまりの研究生活の中で、ハブ毒の血清療法を確立した北島多一氏、赤痢菌発見者の志賀潔氏、梅毒の特効薬を創製した秦佐八郎氏、寄生虫が媒介する病気の研究で業績をあげた宮島幹之助氏、黄熱病の研究で有名な野口英世氏など、多くの優秀な弟子を輩出している。
・また、福澤諭吉氏の没後15年目にあたる1917年、慶應義塾大学医学科の創設にも関わり、初代科長、病院長に就任し、福澤諭吉氏の伝染病研究所設立の恩に報いた。
・明治・大正時代という日本の近代医学の黎明期に予防医学の礎を築いた北里柴三郎博士は、1931年6月13日、78歳の生涯を閉じた。しかし、北里博士が抱き続けた「病気を未然に防ぐことが医者の使命」という予防医学への思い、その実現のためには情熱を持って研究に取り組まなければならないという信念は、今なお深く息づいている。
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