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1951年7月2日は、「ユネスコ加盟記念日」
投稿日 2020年7月2日 00:00:46 (今日は何の日ですか)
・1951年7月2日は、「ユネスコ加盟記念日」
・1951(昭和26)年7月2日に、日本がユネスコ(国際連合教育科学文化機関)に加盟したのを記念して設けられた日。
・ユネスコは、教育、科学、文化を通じて、各国間の協力を促進し、世界の平和と安全に貢献することを目的として、活動を行っている。
・国際連合教育科学文化機関憲章は、第二次世界大戦後の1945(昭和20)年にロンドンで採択され、翌年に発効し、ユネスコが創設された。
・当時、日本はまだ国際連合には加盟しておらず、日本の国連加盟は昭和31年、ユネスコは我が国の国際社会復帰の最初の場となった。
・なお、日本の民間ユネスコ活動は、ユネスコ加盟前の1947(昭和22)年から行われており、現在も世界の民間ユネスコ活動の推進力となっている。
・講和条約を締結する前に国際機関のユネスコに日本が加盟できた背景には、仙台に端を発した世界初の草の根のユネスコ運動に関係がある。
・ユネスコ憲章に感銘を受けた当時の土居光知・東北大学教授、桑原武夫・東北大学助教授、上田康一・外務省東北終戦連絡事務局・連絡官などが仙台でユネスコ協力会を発足させたのは1947年7月19日。
・以来、各地にユネスコ協力会設立のうねりが起き、1947年11月には東京の日比谷公会堂で第1回ユネスコ運動全国大会が開催された。民間から起こったユネスコ加盟運動は、政府、国会などにも波及し、政府・民間の協力による一大運動に盛り上がり、日本のユネスコ加盟への機運を高めた。
・この様な経過を経て、1951(昭和26)年7月2日、日本はフランスのパリでの第6回ユネスコ総会を経て、60番目の加盟国となった。
・しかし、残念ながら、2017年10月12日に、 米国務省は、国連教育科学文化機関(ユネスコ)から脱退するとイリーナ・ボコバ事務局長に通告したと発表した。2018年12月31日付で正式に脱退し、その後は正式加盟国ではなく、オブザーバーとして関与していく方針だという。
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